P-oneカードの評価は?他にない特徴と年会費・ポイント・キャッシング


このカードには、他のクレジットカードにはない大きな特徴があります。
では詳しく解説していきます。
P-oneカードのメイン特徴
直接キャッシュバック
P-oneカードはネットから申込みを受付けているクレジットカードで、発行はポケットカードが行っています。
ポネットカードでは、同社で管理しているTポイントカードと連携した他のクレジットカードの発行も行っていますが、P-oneカードは特にTポイントカードとの絡みはありません。
このカード最大の特徴は、利用金額に対して直接キャッシュバックされるという点です。
自動的に1%オフに!
P-oneカードを使って何かしらの支払いを行うと、自動的にその会計から1%が直接キャッシュバックされます。
つまり、15,000円分の利用すれば、その1%に当たる150円のキャッシュバックが行われるということです。
この特典を利用する為の申込みや手続きなどは一切必要なく、P-oneカードで支払いを行うだけで、毎回利用金額から1%を引いた金額の請求になるのです。
上の15,000円の例では、14,850円の請求になるという訳です。
3つのブランドから選択
P-oneカードはJCB、VISA、マスターカードの3種類の国際ブランドから好きなものが選択できます。
これらによる1%オフの特典の違いは一切ありません。ただし、ブランドによって付帯する固有のサービス(海外旅行時の保険など)は当然変わります。
年会費やETCカードについて
P-oneカードはどのブランドで発行しても、年会費は一切掛かりません。
ですが、付帯するETCカードを有料で発行してもらうには、1,080円(税込)の発行手数料が掛かります
ETC料金は1%オフになりません
ETCカードはどれも本体となるクレジットカードの付帯カードという扱いで、それを使って高速道路を利用した際には、紐付いているクレジットカードで後日その料金を支払うというシステムになっています。
P-oneカード付帯のETCカードで利用した分は、残念ながら1%オフの対象外です。
また、サンリブグループの各店舗内とポケットカードトラベルセンターでの利用、及び、電子ギフト券などのクレジットカードで購入できる金券類全ての購入や、電子マネーへのチャージも同じく対象外となるので注意してください。
公共料金の支払いに特典が利用できる
P-oneカードで電気代や水道代などの公共料金を支払えば、これらも1%オフになります。
この1%オフの対象外なのは前項で挙げた利用のみなので、スマホの利用料金や、各種ネットショッピングでの利用など、あらゆる利用において自動的にその請求金額から1%が直接キャッシュバックされます。(リボ払いなどの分割払いでも問題ありません)
病院の会計も1%オフ
最近ではクレジットカードで支払いを行える病院も増えてきました。そのような病院で会計をP-oneカードで支払えば、これも1%オフになるのです。
この場合、後で確定申告などで必要になる支払った医療費としては、1%オフを受ける前の金額で構いません。
1%オフになったことは、このカードを使った本人だけが知っていることです。
病院側にはきちんと正規の料金がカード会社から支払われているので安心してください。もちろん不正でも何でもありません。
ポイントは一切溜まりません
P-oneカードは自動的に利用金額の1%分のキャッシュバックが受けられるカードで、年会費も無料というお手軽さな反面、ポイント類は一切溜まりません。
1%オフになるという最大の特典があるだけに、これは当たり前かも知れませんが、その1%オフの対象外の利用では何のメリットもないということになります。これは覚えておきましょう。
ポイントを溜めるのもいいですが、それより直接値引きをしてもらえた方がいいという人はとてもおすすめのカードとなっています。
100円以上の利用が対象
1%オフが適用されるのは、100円以上の利用時です。1回の会計でそれ未満の場合には、このキャッシュバックは適用されません。
100円単位で1円のキャッシュバックだと覚えておくと分かりやすく、29,980円の支払いだった時には、299円(1円未満は切り捨てになります)が請求時に自動的に引かれます。
P-oneカードのキャッシング

30日間無利息サービス
このようなサービスと言えばと、テレビでCMを流している大手消費者金融各社のカードローンを思い浮かべてしまうかも知れませんが、クレジットカードでもキャッシングは行えます。
クレジットカードにはショッピング枠とキャッシング枠という2つの限度額があり、キャッシング枠の分までは提携先のATMでそのカードを使うと、直接現金を借りることができます。
P-oneカードを作ってから初めてのこのキャッシング時に、その日から30日間は無利息になります。
クレジットカードでのキャッシングの特徴
クレジットカードでキャッシングを行った場合、ショッピングでの利用とは異なり、1回払いかリボ払いのみの選択となります。
そして、ここで1回払いを選択しても必ず利息が掛かります。
この利息は1日単位で計算され、1回払いではキャッシングをした日の翌日からカードの支払日までの日数分が請求されます。
P-oneカードの締日、及び支払日は共に原則的に毎月の1日です。
よって、例えば9月15日にキャッシングをすると、翌日の16日から支払日の11月1日までの47日分(11月1日が銀行の休業日だった場合にはまた変わりますが、あくまで一例です)の利息が掛かります。
初回のキャッシングでは、このうちの30日分が無利息となる為、この例では17日分だけの利息で済みます。(ここまでが30日以内だった場合には、残りの日数はリボ払い時のみ適用されます)
支払いをリボ払いにした時は、残金が翌月以降に繰り越され、その金額に対して1日単位で利息が掛かるという繰り返しになります。
キャッシングは1%オフにはならない
P-oneカードでキャッシングをした分に関しては、1%オフの特典の対象外です。これも併せて覚えておきましょう。
P-oneカードのデメリット
分割払いの手数料が高い
ここまではメリットばかりを挙げてきましたが、このP-oneカードはリボ払いを始めとする分割払いを利用した時の手数料がキャッシングの利用時と同様に、年利17.95%となっています。(ボーナス払いの利用時はまた別です)
一般的に、クレジットカードでボーナス払い以外の分割払いを利用した時には年利13~14%の手数料が掛かりますが、このカードではそれが17.95%と高いので注意が必要です。
キャッシングをした分の利息は、どのクレジットカードでも約18%となっているので変わりませんが、ショッピングでの分割払い時には他のカードより不利になるという点があります。
100万円以上のキャッシングの場合…
キャッシング枠が100万円以上ある場合には、利息は年利14.95%となります。この場合には、実際の利用金額に関わらず、この率で計算されます。
尚、ショッピングでの分割払いはショッピング枠の大きさに関係なく、一律で年利17.95%です。
何故キャッシング枠が100万円以上あると利息が下がるのかと言えば、同じクレジットカードでも、ショッピング枠には割賦販売法、キャッシング枠には貸金業法という異なる法律が適用されるからです。
貸金業法では、100万円以上の契約(限度額)における最高利率は年利15%以下という定めがありますが、割賦販売法にはそのような決まりは一切ない為、出資法による年利20%以下という数字が適用されます。
17.95%はその範囲内なので、法律的にも問題はありませんが、他のクレジットカードでは13~14%のことが多いので、高く感じてしまっても仕方ないでしょう。
明細書の発行なし
これも人によってはデメリットの1つになるかも知れませんが、このP-oneカードでは毎月の利用明細書の送付を行っていません。明細の確認は、P-oneカードの会員サイトでのみ行えます。
P-oneカードは入会の申込みからネットのみとなっているので、ネットを使えない環境の人は元々利用対象にしていません。
その為、紙媒体での明細書の発行がなくても問題はないと判断しているのです。(有料での発行もありません)
1枚目としてもいいですが…
P-oneカードは年会費が無料なので、持っているだけなら費用は一切掛かりません。
そこで、クレジットカードを初めて持つという人にもおすすめできますが、分割払いの手数料が高いということと、明細書の送付がないという点を考えると、あまり初心者向けのカードだとは言えません。
既に他のクレジットカードを所持していて、2枚目以降として作るカードだと考えておいた方がいいかも知れません。
一括払いで大きな買い物をする時に利用すると、自動的にその金額から1%になるという特典をうまく利用したり、医療費などの他の手段では割引を受けるのは難しい支払い時に利用するといいでしょう。
特典の1つであるキャッシングの無利息期間も大いに活用してください。この特典は他のクレジットカードではまずありません。
まとめ:使い方によってはとてもお得なカード
P-oneカードはその最大の特徴である、例外を除いて全ての支払いが1%オフになるという特典を最大限に活用してこそのカードです。
代わりに分割払いに利用すると損になってしまう場合が多いですが、比較的高額を一括で支払うという時に利用するのがおすすめです。
ポイントは一切溜まらないので、それを溜めるのが好きな人には向いていません。これらの特徴から、場面によって他のクレジットカードと併用して使うのが一番です。
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