ACマスターカード徹底解説!アコム独自の特徴やメリット・デメリット


実際にはACマスターカードは即日発行にも対応し、アコムユーザーでなくても利用価値のあるカードです。
では詳しく見ていきましょう。
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アコムは両方を行っている会社です
アコムは消費者金融業であると同時に、信販会社でもあります。この信販会社とは、物販によるローン契約を取扱う会社で、消費者金融のような貸金業とはまた異なります。
適用される法律が異なります
貸金業にはご存知のように、貸金業法という法律が適用されますが、信販会社には別に割賦販売法という法律が適用されます。
そのためカードローン(キャッシング)とクレジットカード(直接現金を貸すのではないローン契約)の両方を提供するには、そのどちらの免許も取得する必要があり、もちろんアコムもそれらの許可を受けた上で営業を行っています。
アコムのそれぞれの登録番号は以下の通りです。


唯一のマスターカードのライセンス企業
アコムは消費者金融の中で唯一、マスターカードの発行ライセンスを与えられている企業です。
よって、アコムの発行するクレジットカードはマスターカードブランドとなります。その他のブランドは選択できません。その名も「ACマスターカード」です。
アコムが発行したカードだとはバレない?
アコムが発行するクレジットカードと聞くと、カードを見ただけでそれがバレてしまい、人前では使いずらいのではないかと考えてしまうかも知れません。
しかしこのマスターカードはシンプルな銀色で、表面には「master card」としか書かれていません。よって、人前で出しても全く問題はないでしょう。
今でこそ、上記のようなデザインのカードになっていますが、以前は表面に「acom」の文字が入っていた時期があり、それが不評だった為、現在のようなデザインに変わりました。
カードローンのキャッシングカードのように、まず人に見られることはないカードとは違い、クレジットカードは店員さんに直接手渡すような場面も多い為、やはりデザインも大切です。
ACマスターカードはどんなクレジットカード?
ACマスターカードは年会費が無料のクレジットカードなので、持っているだけなら一切費用は掛かりません。そして、最大の特徴は、同社のカードローンと1枚で両方を兼ねることができる点です。
キャッシングカードとしても使えます
アコムのACマスターカードを発行する際に、キャッシング枠を希望すると、そのキャッシング枠はアコムのカードローンという扱いになります。
つまり、カードローンの契約とクレジットカードの契約を同時に行って、それらが1枚のカードで済んでしまいます。
限度額の設定はどうなるの?
ACマスターカードの限度額は、ショッピング枠とキャッシング枠が一緒の枠内に混在する形です。
キャッシングだけに50万円全てを使っても構いません。
例えばショッピング枠が50万円、キャッシング枠が30万円だったとすると、50万円全てをショッピングで使うことができますが、その場合にはキャッシングは一切行えなくなります。
逆に、30万円分をキャッシングしてしまうと、ショッピングで使うことができるのは残りの20万円までです。
ACマスターカードはこのような形で利用するクレジットカード兼キャッシングカードです。(キャッシング枠を付けた場合)
クレジットカードとしてだけ使ってもOK
キャッシング枠を希望しなかった場合、ごく普通のマスターカードブランドのクレジットカードとなります。そのような発行をする場合でも、即日発行が可能な点がメリットとなっています。
即日発行を行うには?
カードローンの即日融資は、大手消費者金融では特に珍しくありませんが、ACマスターカードはクレジットカードでありながら、即日発行に対応しています。
これを行うには、アコムのサイトのACマスターカード用のページから申込みを行い、その後に同社の自動契約機を利用して発行する、もしくは最初から自動契約機で申込みを行っても、その場で発行することができます。
尚、全ての自動契約機がクレジットカードの発行に対応している訳ではないので、事前に同じくアコムのサイトの店舗検索のページから確認しておいてください。
https://store.acom.co.jp/acomnavi/
ここで「MC」マークが付いている店舗が、クレジットカードの発行に対応しています。
手持ちのキャッシングカードと一緒にできる
既にアコムのキャッシングカードを所持していて、ACマスターカードを希望する場合、後からでも1枚にすることができます。
キャッシングの限度額がそのままACマスターカードのキャッシング枠になり、ショッピング枠が後から追加されると考えてください。
ACマスターカードはリボ払い専用!
もう1つの大きな特徴として、ACマスターカードはリボ払い専用カードだという点が挙げられます。このカードを出して支払いを行う時に、1回払いと伝えても、必ずリボ払いになります。
リボ金利は年利14.6%
ACマスターカードのリボ払いによる金利は年利14.6%です。毎回の支払い金額は最低が5千円で、以降1万円、2万円…と1万円単位で指定することができます。
締日から一定の期間内に支払いがこの指定の金額内で済めば、金利をとられることはありません。その期間を過ぎてしまうか、残った分が次回以降の支払いに持ち越されると、その時点から金利が発生するという仕組みです。
キャッシング金利はカードローンに準ずる
ACマスターカードはキャッシングカードとしても利用できますが、このキャッシングに利用した場合の金利は、アコムとカードローン契約をした金利がそのまま適用されます。
具体的には、キャッシング枠が100万円未満の場合は年利18%、100万円以上になると、その金額によって15%以下で個別に設定されます。
カードローンとは別々の管理です
1枚でカードローンとクレジットカードを兼ねることができるACマスターカードですが、それぞれの支払いについては別々の管理となっています。
クレジットカードの分に関しては多少特殊で、ACマスターカードの締日は毎月の20日ですが、その翌月の6日までに支払いを行えば、その分に関しての金利は掛かりません。
また、支払日は前回の支払日から35日以内という形になっており、カードローンの返済のようにATMが利用できます。
初回の支払日のみ、最初の締日の20日の翌月に6日から35日以内、以降は支払いを行った日から35日以内のサイクルになります。
銀行口座からの引き落としも可能
口座振替の設定をしておくと、毎月の決まった日に自動的にクレジットカードの利用分がその銀行口座から引き落とされます。
それを毎月の6日にしておくと、毎回の利用分がリボ払いの支払い金額以内であれば、金利を支払うことなく利用できます。
カードローンはカードローンとしての管理
キャッシング枠の設定がある場合、その分に関しては、カードローンの返済条件の通りに支払いを行ってください。アコムのキャッシングは、口座振替の場合は毎月の6日、ATMや銀行振込で行う場合は好きな日を指定できます。
また、35日周期での返済も可能で、この返済についてはクレジットカードの利用分とは全く別になります。
クレジットカードの支払時に、またはその逆のキャッシングの返済時に、もう片方の分まで一緒に支払ってしまうと、そちら側にしか適用されないので注意してください。
その元金以上に返済をすると、”預かり金”という形になってしまいます。
これといった特典はない?
これはACマスターカードのデメリットと言うべき点ですが、このクレジットカードを使ったことでの特典の類は一切ありません。
他のクレジットカードであれば、そのカード独自のポイントが溜まっていったり、利用金額に応じたキャッシュバックが特典となっていることがほとんどですが、ACマスターカードにはそのような特典は何もありません。
その為、年会費は無料ですが、それ以外にお得だという点は特にないカードです。
メリットは支払いが特殊な点?
しかし、上で説明したように、クレジットカードの利用分の支払いをATMから好きなタイミング(指定の35日以内)で行えるという点は、他のクレジットカードではまず見られません。
これをメリットだと考える場合には、ACマスターカードは充分にメリットがあるクレジットカードだと言えるかも知れません。
まとめ:即日発行が売りと言えます
このACマスターカードは、基本的にはカードローンの利用者が、それと1枚で済むクレジットカードとして利用する為のカードと言えるでしょう。
ですが、ACマスターカードは自動契約機から即日発行が可能な点もメリットの1つで、ポイントなどの特典は一切ありません。
ATMから返済が行える点も、人によってはメリットの一部だと考えることができます。申込みはこのような特徴を全て理解した上で行ってください。